ジゼルと同時期に胸像にするつもりで作りかけたまま放置されていた頭がありました
仮面を作る為の土台にしたり随分酷使された後 そのまましまってあったのですが
しばらくしてそれがすごく可哀想に思えて来て ちゃんと体を作って仕上げる事にしました
図面とスチロール芯を作る為の型紙はジゼルと同じものを使ったので身体のバランスは近いものになっています
けれどジゼルでしなかった事をしようとジゼルでは全部くっついていた足の指を１本ずつ作ったり
造型の密度を上げたり 艶を抑えた梨地の褐色肌にした結果 かなり印象の違う子に仕上がりました
ちゃんと仕上げないで道具みたいにして 何が人形作家か！と強い想いで作ったのが
オデットの表情によく表れていると思います そのお陰かトラブルも無くとてもスムーズに完成しました
顔の作りや手の形も織尋によく似ている と言われます 笑
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